米連邦最高裁判所の判事に指名されたブレット・カバノー氏の性的暴行疑惑を巡り、同氏の経歴を調べている連邦捜査局(FBI)の聞き取り調査に関する報告書を確認したホワイトハウスは、疑惑を裏付ける証拠はないと判断した。事情に詳しい関係者が明らかにした。この疑惑の信ぴょう性を以前から疑っていたホワイトハウスが、同報告書の確認を終えたのかは定かでない。同報告書は3日遅くに上院司法委員会に提出される見通し。もっとも、ホワイトハウスがこのように結論づけたことは、カバノー氏の承認手続きにおいては今のところほとんど意味をなさない。承認の是非を判断する上院は4日に同報告の内容を確認する。一部の議員からホワイトハウスと異なる結論が出てくる可能性もある。