「これ急ぎなんです!」に
どう対応するか 

「これが急ぎなんです! 最優先してください」と、スタッフやクライアントからいきなり牌が入ってくることはよくありますが、その牌をどこに入れるかはあくまでも自分の判断。

 自分の牌をトータルで見て、「大至急と言われたけれど、手持ちのこの仕事のほうがもっと急ぎだ」というときは、それを相手にも伝えるケースもあるでしょう。逆に、大至急の牌をたくさんもっているスタッフに、「これを急ぎで頼む」と言ってはまずいケースもあります。

 つまり、自分の牌だけ把握していればいいわけではなく、スタッフ、クライアント、チームのメンバーがもっている牌も、ある程度知っておく必要があるということ。

 麻雀だと相手の牌は見せてもらえませんが、仕事であれば、スタッフやチームのものは見せてもらえます。

 少なくとも同じチームであれば、誰がどんな牌をもっていて、どのように並べているかをお互いに知っておいたほうがいいでしょう。

 いずれにしろ、まずは機械的に、仕事を時間ではかってみることがポイントです。