トランプ米大統領が11月の中間選挙で一期目の折り返し点を迎える。
TPPやパリ協定からの離脱に始まり、金正恩・北朝鮮労働党委員長との首脳会談に踏み切ると思えば、中国には未曽有の貿易戦争を仕掛け、同盟国には容赦ない批判を浴びせるなど、世界を翻弄してきたが、このところワシントン発の米紙記事を読んで、数多く目にするのが、“presidency”という単語だ。
米メディアで頻出する
“Presidency”
辞書をひくと「大統領の職」とか「任期」とあり、時には「大統領制」という意味も含まれるようだが、実際に使われているときは、「大統領としての立ち居振る舞い」とか「大統領としての治世」というニュアンスを含む、ずっと広範で深い含意があるようだ。