――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  先週、誰も気づかないうちに「第2次冷戦」が始まったのだろうか。米最高裁判事に指名されたブレット・カバノー氏の承認を巡る論争が大詰めを迎えていた頃、多くの米国人が見逃したのは、米中関係にとって1971年のヘンリー・キッシンジャー大統領補佐官の訪中以来、最大の転機になると思われる瞬間だ。  トランプ政権の対中政策がついに姿を現した。それは壮大なものだ。