【ワシントン】米当局は人道支援目的でも自国民が北朝鮮に渡航することを阻むようになった。複数の関係者が明らかにした。このため北朝鮮の核問題を巡る新たな外交交渉を前に、同国への食料や医療の支援が滞っている。  国務省は昨年、北朝鮮による身柄拘束や長期抑留の恐れがあるとして、同国への渡航を米国市民に禁じたものの、人道支援要員については例外を認めていた。  ただ先ごろ、同省は米国市民が運営する少なくとも5つの支援団体からの免除申請を退けた。2人の関係者が明らかにした。