2019年モデル
GT・V8が1000万台目
1964年といえば、東京オリンピックが開催されたメモリアルイヤー。まだ生まれていなかった、という読者もいるだろう。中には、「テレビ観戦した」「スタジアムで応援した」という読者がいるかもしれない。ところで、1964年は、フォード・マスタングが発表された年でもある。ヘンリー・フォード2世が4月17日に発表した。フォードによると、マスタングは発売初日に2万2000台のオーダーがあり、発売初年だけで約41万9000台を販売した。
発売と同時に大人気になったマスタングのサクセスストーリーは誰もが知っている。そのマスタングが今年、生産1000万台の大台に達した。発売から54年での金字塔である。1000万台目は、2019年モデルとして発売されるGT・V8(460ps)で、ボディカラーはウィンブルドンホワイト、トランスミッションは6MTのコンバーチブルモデルだった。
マスタングの生産1000万台を記念して、オーナーたちが“10,000,000のクルマ文字”を作った。場所はミシガン州のフラットロック工場。広い駐車場に歴代マスタングが集まり、整然と1000万の文字を作り出した。このイベントを祝って、車名の由来にもなった戦闘機、マスタングP 51が記念飛行を行い、クルマ文字の完成に花を添えた。