ジープ新型コンパスロンジチュード、グローバルSUVの疾走感は?【試乗記】ジープ・コンパス・ロンジチュード コンパスはFF仕様のスポーツ(323万円)とロンジチュード 4WDのリミテッド(419万円)の3グレード

2ndコンパスは人気SUVレネゲードをベースに開発された世界戦略車である。パワーユニットは全車2.4リットル(175ps)。駆動方式はFFと4WDの設定。

第2世代にモデルチェンジ
企画コンセプトは「スモールプレミアム」

 ジープ・コンパスが第2世代にモデルチェンジした。コンパスは、レネゲードとチェロキーの間を埋めるコンパクトSUVで、VWティグアンなどと同クラスになる。新型はレネゲードのプラットホームを拡大して使用。企画コンセプトは新たに「スモールプレミアム」を目指している。

 新型は、スタイリングからメカニズムまですべてが新しい。ディテールデザインも凝っていて、見栄え質感は大幅に向上した。にもかかわらず、価格は323万円からと、同クラスの輸入車と比較して最も安い。高い商品力が最大のアピールポイントである。

 コンパスは、世界4ヵ国の工場で生産されるグローバルモデル(日本仕様は右ハンドル専用で、最新設備を持つインドのランジャンガオン工場製)。最もハイパワーの2.4リットル直4DOHC16Vマルチエアエンジン(175ps)を搭載し、FFはアイシン製6速AT、4WDはZF製9速ATを組み合わせている。

 試乗車は、FFのロンジチュード(車重1490kg)と、4WDのリミテッド・ローンチエディション(同1600kg)だった。