米酒類大手コンステレーション・ブランズのロブ・サンズ最高経営責任者(CEO)が、3月1日付けで退任する。後任には、サンズCEOの側近であるビル・ニューランズ氏(59)が就く。同社を支配するサンズ家以外の人物がトップに立つのはこれが初めて。コンステレーションは、箱ワインを販売する家族経営の会社から、主力のビール「コロナ」からマリフアナ(大麻)飲料まで手掛ける世界的な飲料大手ブランドに成長。今後は創業家以外の人物に経営の舵取りを任せることになる。ニューランズ氏はアルコール業界のベテランで、サントリーホールディングス(HD)傘下の米蒸留酒大手ビームサントリーの前身企業や、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン、ワイン・ドット・コムなどで幹部職を務めた経歴を持つ。2015年にコンステレーションに移籍し、今年に入り社長に昇格していた。
コンステレーションCEO退任へ、後任は初の創業家以外
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