ドナルド・トランプ米大統領は17日、サウジアラビア人記者の失踪事件で真相を求めるとしつつ、サウジとの経済および安全保障関係を維持する重要性を強調した。サウジと地域の大国トルコが対立する中、米政権も慎重な対応を迫られている。トランプ氏は、サウジアラビアの首都リヤドとトルコの首都アンカラを訪問していたマイク・ポンペオ国務長官が17日夜に帰国次第、失踪しているジャマル・カショギ記者について「詳細な報告」を受けると述べた。米政府がサウジを擁護しようとしているとの指摘もある中、トランプ氏は「何が起こり、どこに責任があるのかを知りたい」と発言。一方で同国は「重要な同盟国」であり、米国製軍装備品の「大口の買い手」だと評した。