アマゾン・ドット・コムが第2本社を建設する都市の不動産を購入しようと構える投資家は多い。一部の投資家は待っていない。投機筋は周辺の不動産に投資するための資金を調達したり、資金拠出の約束を取り付けたりと、アマゾンの立地発表の直後に動く準備を進めている。有力候補とされるバージニア州北部の都市の物件を多く保有する不動産会社の株を買い増す動きもみられる。これらの投資家によれば、第2本社候補地への投資は、ハイテク業界の人材が増加する地区をはじめとする急成長地区に広く賭ける手段だ。シアトルの不動産新興企業CityBldrの共同創業者ブライアン・コプリー氏は、第2本社を迎えた都市でハイテク業界の雇用が拡大することは確実だと述べた。