「木密地域」で進む再開発の波

 東池袋は「木密地域」と呼ばれる木造住宅が密集した地域で、道路の整備も遅れていたため、建物の倒壊や火災など防災上の危険性が指摘されてきた。現在でも、東池袋四丁目・五丁目は東京都が推進する「木密地域不燃化10年プロジェクト」の対象地区となっている。この地域を貫く都電荒川線「向原」から「東池袋四丁目」停留場の間では、街区を細かく区切って再開発事業が行われている。20階建てのタワマンが1棟、来春竣工予定だ。同時に、荒川線に沿って幅員6mの道路の新設も進められている。

 近くには、さいたま市に移転した東京造幣局東京支局の跡地(約3.3ha)があり、2020年春竣工予定で「(仮称)造幣局地区防災公園」の工事が進んでいる。区内最大面積の公園が誕生する一方で、東京国際大学が池袋国際キャンパスを23年9月開校予定で設け、埼玉県川越市にいる学生の半分程度、3500人をこちらで受け入れると発表している。これだけの数の学生が通うようになれば、周辺のにぎわいが増すことは間違いない。

都電荒川線沿いに建設中のタワマンの周辺では道路整備などが進む(左)。
アウルタワーと手前に残る民家の庭。かつてこの周辺には木造住宅が密集していた(右)。