2014年当時、仙台に設置したカスタマーサポート拠点に調達したばかりの資金を投資。その後の陣容拡大を見込んで70人が入れるオフィスを用意した

 3月には仙台にあるビルの一室にサポート拠点を開設。体制を充実させるため70人が入れる部屋を用意したが、創業1年目のベンチャーでは採用が難しく、当初の人員は3人。ガラガラの部屋で業務を開始している。

 メルカリがこの時期に資金調達して、テレビCMとカスタマーサポートに投資したのは大きかった。ここから1年後の15年2月にはダウンロード数1000万件を突破。その後の飛躍につながる。

 タイミングを逃さず、素早い判断ができたか否かが勝負を分けたのである。