米軍の空母ジョン・C・ステニスが数日内にも中東地域に展開されることが明らかになった。同地域に米空母が配備されるのは8カ月ぶりで、この空白期間は過去20年で最長。国防総省関係者が明らかにした。イラン政府をけん制することが主な目的になる。トランプ政権はイランの弾道ミサイル発射テストだけでなく、同国が支援するシリア、イラク、レバノン、そしてイエメン内の組織に対しても新たな制裁を発動し、米イラン関係は緊迫化している。空母はそのほかにも、イラクとシリアで続く過激派組織イスラム国(IS)との戦いや、アフガニスタンでの対タリバン戦も支援する。ジョン・C・ステニスは約2カ月にわたり、主にペルシャ湾に展開する予定。国防総省の当局者は敵対的ともとれるイランの行動に「当然ながら抑止力」を発揮することになると述べた。
米国がペルシャ湾に空母展開、イランをけん制
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