キヤノンビル
治療領域への進出を表明したキヤノン Photo by Masataka Tsuchimoto

 キヤノンが2016年の東芝メディカルシステムズ(現キヤノンメディカルシステムズ)買収で強化したヘルスケア事業をさらに躍進させる。

 現在のヘルスケア事業は、磁気共鳴画像装置(MRI)、コンピューター断層撮装置(CT)など診断機器が中心。だが、御手洗冨士夫会長CEO(最高経営責任者)は今月上旬、本誌の取材に、治療領域へ進出する意向を表明した。治療機器や再生医療分野を念頭に置いているもようだ。

 キャノンは20年までにM&A(企業の合併・買収)に最大4000億円を投入する方針だが、御手洗会長CEOはその多くを振り向けることも明らかにした。

「治療機器は今までやらないと言っていたのに」と、社内では驚きが広がっている。