宿題が多すぎるという保護者の苦情や、過度の宿題は弊害をもたらすとの一部の専門家の意見を受け、全米の公立学校に新たな動きが広がっている。宿題を禁止したり、特定の曜日は宿題を出さなかったり、宿題を成績評価に入れないといった取り組みだ。コネティカット州リッジフィールドにあるリッジフィールド公立学区の新たな方針では、大半の児童・生徒を対象に、自宅で行う宿題に制限を設けることにした。週末や学校の休暇中、その他一部の休日には小・中学校の児童・生徒への宿題を禁じるほか、成績をつける際には宿題の点数を算入しない。ルイジアナ州のラファイエット郡学区では今年度から、2年生~12年生の宿題に評価をつけないよう教師に指示した。K(幼稚園の年長)~1年生にはすでに宿題の評価がない。
「宿題をなくせ」 米公立学校で廃止・縮小の動き
宿題禁止や評価取りやめ、教師・親にも賛否両論
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