たしかに、女性が男性のようにガシガシと働けるのか?という疑問もあるかもしれない。しかし、アプローチ次第では女性の顕在的、潜在的な能力を引き出し、活用することは可能である。そもそも、男性と女性は頭の中も、仕事の目的も全く異なる。たとえば、男性が女性に求めるものは、「信頼」「受け入れ」「感謝」「尊敬」「賛成」「励まし」だ。一方、女性が男性に求めるものは「関心」「理解」「尊重」「忠誠」「立証」「安心感」である。働き方に対する柔軟性や多様性をもつビジネスパーソンが増加しているいま、このような男女の違いを理解し、相手を尊重するコミュニケーションをとること、相手に何ができるかを考える必要があるのだ。

 男性と女性の能力を活かすための秘訣は、男女それぞれが得意とすることを理解して伸ばすことにある。男性は新たな仕事へのチャレンジや任せられることを重視し、女性は仕事を通して成長や自己肯定を感じられることを重視する。さらに、男性は「理屈説明」に優れ、女性は「感情表現」に優れている。このようなことを知っておくことで、仕事、特に上司と部下の間でお互い気持ちよく仕事を進めることができ、成果も上がることが期待できるだろう。

 ハラスメントを恐れて部下とのコミュニケーションを必要最低限にしてしまっては、仕事の成果にも影響が出てしまうだろう。ぜひ今回述べてきた男女の違いを理解したコミュニケーション方法を職場で活かして実践してみてほしい。