もしかして復活愛?
ときめきの週末がやってきた

 翌日、さっそく携帯にショートメールが来た。

「昨日は久しぶりに会えてうれしかったです。今度ご飯食べに行きませんか。学生時代はごちそうになりっぱなしだったから、僕がおごります」

(あら、ごちそうになりっぱなしで悪かったっていう意識はあるんだ。当然よね)。少し気分が和らいだが、かといって、また会いたいとは思わない。

「お元気そうで、よかったです。ご飯、ごちそうにはなりたいけど、仕事が忙しく、不規則なので、約束ができません。ごめんなさい」

 断ると、速攻で返信が来た。

「じゃあ今度の週末、君の会社の近くまで行く用事があるから連絡入れます。空いていたら、付き合ってください。どうしても聞いてほしい、大事な話があります」

(えっ何これ。大事な話って何かしら。まさかもう一度付き合いたいとか)

 そういえば來未さんが、二股されていたことを知って激怒した時、彼は涙を流して謝っていた(本当に好きなのは君だけだ、って言ってたっけ。私も、決して嫌いじゃなかったのよね)。

 なんだかドキドキしてきた。というのもアラサーの未来さん。この2年ほど彼氏がいない日々を送っていたからだ。

(これって運命の再会かもよ)

 勝手にロマンチックな想像をめぐらしているうちに週末になった。

 仕事が終わったのは夜9時近く。携帯を気にしていたが、結局、連絡はなかった。

(予定が変わっちゃったのかもね。しょせん、人生にそんなロマンチックなことなんて、起きないんだわ)

 ときめいていた自分を憐れみながら外に出ると、彼がいた。手には携帯を持っている。