売上高がビッグな大企業では、経営トップおよび主要経営陣の年俸は、1億円以上が基準になりつつあるということだろう。

個人的に高額年俸を得ている
経営陣はどこの会社の誰か?

 すべてが現金による支給とは限らないが、個人的に高額年俸を得ている経営陣を見ておこう。高額年俸の経営陣が目立つのは、ソニーとソフトバンクグループだ。

役員の年俸が高い企業ランキング、3位トヨタ、2位タケダ、1位は?

 ソニーの平井一夫会長は、16年度9億1400万円が17年度は27億1300万円。ほぼ3倍増だ。同社の吉田憲一郎社長は、4億3400万円から8億9800万円と倍増である。

 ソフトバンクグループのロナルド・フィッシャー副会長は約4億円のダウンの20億1500万円、宮内謙取締役は2億5000万円のアップの8億6800万円。マルセロ・クラウレ(13億8200万円)とラジーブ・ミスラ(12億3400万円)の両副社長は、17年度初登場である。

 武田薬品工業のクリストフ・ウェバー社長は10億4800万円から12億1700万円へ増額。トヨタ自動車のディディエ・ルロワ副社長は、6億8300万円から10億2600万円へアップである。

 日本を代表する経営トップの孫正義ソフトバンクグループ社長や豊田章男トヨタ自動車社長の年俸は、ソニーの平井一夫会長や主たる外国人経営陣に比べると必ずしも高額とはいえない。孫社長は16年度1億3900万円、17年度1億3700万円。豊田章男トヨタ自動車社長は3億2200万円、3億8000万円での推移である。ただし、保有する自社株と1株配当金で単純計算すれば、配当総額は孫社長が100億円、豊田社長が10億円。両氏とも自社株配当長者であるため、年俸を抑えているともいえるだろう。

 いかがだろうか。売上高が多い順に並んでいても、億を超える役員、経営陣の数が比例しているわけではないのだ。来年以降、どのように動くのか、機会があればお伝えしたいと思う。