アップルの利益率は、電子機器業界では長らく羨望(せんぼう)の的だった。高水準の利益率を確保することで、アップルは今、時価総額で世界首位からの転落という代償を支払っているのかもしれない。アップルは2日、「iPhone(アイフォーン)」販売の不振を受けて、およそ17年ぶりとなる売上高見通しの下方修正を余儀なくされた。異例の引き下げを受けて、翌3日の取引で、アップルは10%急落。過去2カ月の下落率は37%に達し、時価総額にして約4150億ドル(約45兆0400億円)が吹き飛んだ。かつて1兆ドルを突破していたアップルの時価総額は、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、グーグル親会社アルファベットに次ぐ4位に沈んだ。
アップルこそ「Think Different」が必要
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