「私が相談できる人はここにいない」と決して思わせない
単純な男の子と違い、女の子は思っていることをそのまま言葉にしないことがよくあります。だからといって、家族に心を開いていないわけではありません。家族に対する期待は、男の子よりもはるかに大きいのです。
男の子にとって家は、ご飯を食べたり寝たりする物理的スペースの意味合いが大きいですが、女の子にとっては精神的なよりどころ。最小単位かつ最重要な最後の砦です。
だから、彼女たちが話したがらないことは無理して聞かず、話してきたら一生懸命に聞いてあげるというスタンスが必要です。その一方で、ただ、そばにいて一緒に泣いてあげる、女の子の悲しみやつらさを共有してあげる姿勢も大事です。
「この話はお母さんに」「この話はお父さんに」という安心感を、家族総出でつくりあげましょう。女の子に、「私が相談できる人はこの家にはいない」と思われたらその時点でアウトです。