20代で年収1億円プレーヤーになるも
体を壊した生保のトップ営業マン

 まず、仕事が多忙になってしばしば問題となるのが健康面への影響だろう。

 実際、あるコンサルタントの先輩から「仕事がうまくいくと仕事が面白くなり、体を壊す人が多い」ということを聞いたことがある。

 その本人も体を壊し、長期間リタイアした経験があるという。

 営業マンでもこの手の失敗をしている人は少なくない。

 ある生命保険のトップ営業マンは20代にして年収1億円の壁を突破した。1億円といったら芸能人かプロスポーツ選手かといったイメージがある。その方も「まさか自分が1億円プレーヤーになるとは思わなかった」と言っていた。

 上司からは褒めたたえられ、会社の表彰式ではいつも中心で写真に写る。その時は《このままトップを走り続けられる》とも思っていたそうだ。

 しかし、突如として不幸が襲う。

 30歳を少し過ぎたころ、体を壊し入院することに。病状は思ったより重く、2回も手術を行った。退院したものの、今まで通りに仕事はできなくなったのだ。

 その方いわく、以前から体に異変を感じていたという。その当時は仕事で忙しい上に付き合いも多く、疲れても夜の会食に出席しなくてはならない。そんな無理がたたり、体が悲鳴を上げたのだ。

 その方はつくづく「お金や名誉より健康な体が欲しい」と言っていた。経験者からの意見は説得力がある。

 明日は我が身――。

 十分、注意しなくてはならない。幸いこの方は無理しないで結果を出す働き方に変え、今現在も活躍している。

 その他のトップ営業マンからも「気づいたら妻が実家に帰っていた」といった話や「久しぶりに会った3歳の娘に大泣きされ本気で嫌がられた」などという話も聞いた。