ただ、冷静に考えれば、何に勝ったのかは分からないし、すでにサブスクを堪能するという企画の趣旨とは外れているし、何だったら実は注文した時点でブタックカードを手渡されていたので、完食せずとも目的は達成していたのであるが、終わりよければすべてよし。

 お金で買えない価値がある。食えるものはブタックカードで。

9杯目 12月18日@高田馬場店 選択メニュー:味噌野郎野菜大盛り

 いや、まだ終わってない。ブタックカード入手というイベントミッションをクリアして自己完結しかけていたが、サブスク期間はまだ続いている。もちろん、手に入れたブタックカードを活用する。野菜大盛り(150円)が無料になった。だが、食事を楽しんでいると、隣にある客が座って店員にこう言った。

「野菜大盛り、麺抜きで」「はいよー!野菜大盛り、麺抜き!」

 麺抜き?ラーメンの?……そんな手があったのか!それさあ……もっと早く言ってよ。

 野郎ラーメンサブスク生活・完

体験を終えて

 今回食べた杯数が9杯。しかもうち2杯はまんまと野郎ラーメンの策(?)にはまり、サブスク外の注文をしてしまったので、純粋にサブスクで食べたのは7杯。

1杯780円として、780×7=5460円

 野郎ラーメン定期券が8600円(税抜き)なので、全く元が取れていないことが判明した。

 はっきり言って、相当野郎ラーメンが好きでないと、サブスクで元を取ろうとするのはハードルが高い。たかだが10杯強で元が取れるとはいえ、単純計算で3日に一杯。会食や仕事の予定も入るし、何より体が拒否する。たまにはさっぱりと更科そばが食べたいときもある。ブタックカードを手に入れた瞬間、モチベーションが0になってしまうこともある。

 なんだかんだ言って、トッピングを追加したり、他の注文をしたくなって、お金を払ってしまうこともあるだろう。それが企業の狙いかもしれないが、本当に元を取りに行くなら、こうした誘惑にも打ち勝たねばならない。

 結論。野郎ラーメンのサブスクリプションは、いろんな意味で自分との戦いだった。