さて、この金額を1枚あたりで換算すると、20枚入りの場合は1枚あたり5円、30枚入りだと3.3円となる。

 次に、ドラッグストアのマスクの店頭価格を調べた。対象は、ツルハドラッグ、マツモトキヨシ、クリエイト、トモズ、サンドラッグ、ココカラファイン。

 ドラッグストアの箱入りマスクは、まずボリュームが違う。特売になっているのは65枚入りが多かった。大人の男性が1人で使うと仮定して、ふた月分ということになるだろうか(女性用は若干サイズが違うが、枚数と売価は同じ)。

 特価になっている価格も入れて、1箱あたりの売値は最安が368円、最高が498円だった。これを1枚あたりに換算すると、なんと意外な結果になった。1枚あたりが5.6円~7.7円となり、100円ショップの5円(20枚入りの場合)と比べても若干高いのだ。数が多い方が割安のはず、という常識はここで崩れ、「マスクを買うなら100円ショップが安い」という結論になったのだ。

 100均のマスクと対抗するには、ドラッグストアで売られる65枚入りなら324円、60枚入りなら299円にしないと負けということになる。この勝負は、健康関係の商品が身上のドラッグストアはかなり悔しいに違いない。

「のど飴」勝負は
どちらが安い?

 100円ショップを回っているうちにあることに気づく。並んでいる飴の種類が意外にもかなり多かったのだ(セリアのように食品をほぼ扱わないチェーンもある)。なるほど、これも喉がいがらっぽい季節ならではのシーズン商品ということか。

 当然ながら、100円ショップの飴はすべて100円だ。その点、コンビニやスーパー、おかしのまちおか等のお菓子ディスカウント店よりも平均して安いといっていい。

 ここで、もう一度ドラッグストアの出番である。コンビニを食うようにして売り上げを伸ばしているドラッグストアだが、その武器の1つが食品だ。今やスーパーをしのぐ安値を付けるのは当たり前で、同じ種類の商品なら100円ショップで買うより安いケースも多い。

 代表的なのはペットボトル飲料で、1本78円はざらにある。カップ麺も98円という特価をつける銘柄があるし、お菓子も98円と、100円ショップより2円安くして対抗していたりするのだ。当然、飴も98円から並んでいる。

「ここはドラッグストアの勝ち…」と思うと、そうでもなかった。ドラッグストアの飴は最安が98円だか、100円を超える商品もかなり多い。98円にこだわると、買える選択肢が狭まってしまう。それなら100円ショップであれこれ選べたほうがいいのではないか。飴については、「引き分け」と言っておこう。

 先ほど、「ペットボトルは100円ショップの負け」と書いたが、そうでもない例がある。キャンドゥではペットボトル飲料が「2本で100円」という表示を見かける機会が増えた。1本あたり50円だから、これは勝てる。ただし、ペットボトル2本を持ち歩くのはちょっと重いが…。