一流の人と会話が続く“3つの質問”とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

近年、「働き方改革」は労働時間や職場環境の改善など様々な形で動き出している。とはいえ、世界で見ると日本人の忙しさはまだまだトップクラス。その一方で生産性の低さも問題視されている。なぜ日本人は「がんばっている」のに、効率が上がらないのか。元Googleの人材育成統括部長で、新刊『がんばらない働き方』(青春出版社刊)の著者・ピョートル・フェリクス・グジバチ氏がGoogleで学んだ、ムダを捨てて、より楽に、より効率的に仕事の生産性を高める仕事術についてアドバイスする。

“アイデアが降りてくる瞬間”は自分でつくれる!

 インパクトの大きい仕事をするために、日本企業が捨てるべき要素の1つは、「ロジカルシンキング」です。論理か直感かの対比でいうと、ビジネスの場面ではAならばB、BならばCと、「筋道をたて、時間をかけて分析、検討すること」のほうが大切だとされているでしょう。

 しかし、ロジカルシンキングが万能であると考えるのは、間違いです。というのも、ロジカルに考え分析することと、インパクトを与える仕事を発想することは、まったく違う作業だからです。ロジカルシンキングは、考えをまとめて、誰かに説明するためのツールであって、アイデア出しのときには、あまり役に立ちません。