同じ場所にいるのに、なぜかいつも話しかけられる人とそうではない人がいる。自分は空気のようにスルーされている気がして、ちょっとだけ寂しくなったことはないだろうか。実はその差は、社交性や話術ではなく“自己肯定感”にある。本稿では“人生の指針”を示してくれる新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』(著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子)から「なぜか人が集まってくる人」が自然と身につけていることについてのエッセイを抜粋・再編集して取り上げる。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)
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“存在感のある人”は
自己肯定感が高い
幼い頃に愛されて育った子どもは、自己肯定感の英才教育を受けたようなもの。彼らは安定感と抜群のコミュニケーション能力、そして他者へのやさしさをあわせ持つ。次のような人だ。
1.なぜか話しかけられやすい
性別や年齢にかかわらず、誰とでも会話ができる。気さくで、相手を緊張させない。
2.細かいことを気にしない
些細なことにも動じず、カリスマ性があり、いつでも言動に余裕がある。
3.相手の立場になって考えられる
状況を多角的に分析し、相手の身になって考えることができる。
4.欲張らない
独り占めせず、分かち合うことに喜びを感じる。必要以上を求めず、自分の身の丈に見合ったボリュームで満足できる。
5.自分を信じている
どんなときも自分を信じることができる。
自己肯定感とは、自分を大切にし、どんなときも尊重する気持ちだ。自己肯定感の低い大人になった人でも、行動次第で変わることができる。
自分の「好き」をひとつずつ見つけ、自分自身に意識を向けること。その積み重ねが、少しずつ心の土壌を耕し、自分を信じる力を育てていく。
(本記事は『人生は期待ゼロがうまくいく』から一部を抜粋・再編集したものです。)





