国内でもこのままではNBメーカーは危うい。最近ではNB商品の値上げが相次いでいる。カップ麺やアイスクリーム、冷凍食品、パンなど数え上げたらきりがない。

 つまり、こうしたタイミングにこそ、PBの拡大を許すからだ。PBはメーカーと直接取引で仕入れのボリューム効果が出やすい。販売促進も必要なく、無駄なコストを削減した分を売価に反映させやすい。

 しかも、PBは品質的にもNBと大差がないような商品が増えている。大手のNBメーカーが製造している商品が増えているのだから当然といえば当然。消費者も品質的に遜色なければPBに手を出すのは当然の成り行きだ。

 そんな局面を反映して、イオンは17年に低価格のPBだった「ベストプライス」を数回に分けて大量に値下げした。一方で従来、NBに比べ品質で遜色なく低価格を売りにしていた「トップバリュ」ブランドの多くをベストプライスに移行し、PBの価格政策を改めている。

 NB商品の値上げが続けば、これまで“NB信仰”があった日本の消費者も「PBでもいいじゃない」とスイッチの切り替えを進めていくことになるだろう。

 そうした折のファミマの「うまいパン決定戦」である。ファミマも売り場にPBが増えすぎて、消費者の選択肢が狭まっている現状に自省の意味を込めているともみられる。

 ファミマは今後、NB同士のバトルを通じて、メーカーとともにコンビニでNB復権を果たせるだろうか。