大手のスーパー、コンビニでは、「定番」商品以外のNB商品はほとんど並ばなくなるかもしれない…
大手のスーパー、コンビニでは、「定番」商品以外のNB商品はほとんど並ばなくなるかもしれない… Photo:PIXTA

ナショナルブランド(NB)商品が小売店頭から消える日がくる!?加工食品の世界で圧倒的なシェアを持っている銘柄を始めとして2番手、3番手につけるNB商品は将来的に、生き残れない可能性が濃厚となっている。食品業界で今、何が起こっているのか――。(流通ジャーナリスト 森山真二)

○○○ヌードル、○○ビールは
なくなってしまう

「NBの需要は今後、急速にしぼむとみている。脱NBが進む」。こんな衝撃的な見通しを披露するのは、ほかならぬ大手小売業、イオン社長の岡田元也氏である。岡田社長の今後に見通しに基づけば○◯○ヌードル、○○ビールはなくなってしまうのだろうか。

 NB商品の行方は小売業界やネット通販業界の動向と密接に関係している。現在のコンビニの店頭を見ればその将来像が透けて見える。

 セブン-イレブン・ジャパンに一歩足を踏み入れると、親会社のセブン&アイ・ホールディングスが開発しているグループのプライベートブランド(PB)、「セブンプレミアム」がこの売り場、あの売り場に目立つ。

 セブン&アイでは20年2月期をめどにPBセブンプレミアムの売上高を1兆5000億円にまで引き上げる計画を推進中だ。

 この計画のうち、大部分がセブン-イレブンでの販売になるとみられる。セブン-イレブンの2017年度のチェーン全店売上高は約4兆6780億円だから、仮にセブン-イレブンでの「セブンプレミアム」の取り扱いが1兆円とすれば売上高の2割を占める計算になる。

「うちのPB(セブンプレミアム)を作りたいというメーカー(大手を含めて)が列をなしている」と鈴木敏文セブン&アイ名誉顧問が会長当時に言っていたが、大手メーカーとしては、4兆円超の売上高があるセブン-イレブン店頭で販売してもらうのは魅力である。