アップルが29日発表した10-12月期(第1四半期)決算は、10-12月期としては約10年ぶりの減収減益となった。「iPhone(アイフォーン)」販売のてこ入れとサービス事業の強化を目指す上で、アップルが直面する課題の大きさを浮き彫りにした。また、1-3月期の売上高見通しも市場予想に届かなかった。数週間前に10-12月売上高見通しを引き下げたのに続き、再び失望を誘った格好だ。10-12月期の売上高は4.5%減の843億1000万ドル。利益は小幅減の199億7000万ドル。1株利益は4.18ドルだった。ファクトセットがまとめた市場予想は1株利益が4.17ドル、売上高が839億7000万ドル。1-3月期売上高については550億~590億ドルを見込んでおり、市場予想の599億8000万ドルに届かなかった。
アップル減収減益、課題の大きさ浮き彫り
有料会員限定
あなたにおすすめ