【ワシントン】トランプ米政権は、次世代通信規格「5G(第5世代)」や人工知能(AI)など、最先端技術の開発加速を目指し、政府の役割を強化する計画の策定を進めている。背景には、次世代技術で中国に覇権を握られかねないとの警戒がある。  ドナルド・トランプ米大統領は5日の一般教書演説で、「将来の最先端産業への投資」を含む、インフラ整備で議会と連携する意向を表明。「これは選択肢ではない。必要不可欠なものだ」と述べた。  トランプ氏は演説で軽く言及しただけだが、政府関係者は、より包括的な取り組みが今後打ち出される前触れだと説明する。