医療用麻薬「オピオイド」の乱用対策に新たな味方が加わるかもしれない。ツイッターだ。研究によると、ツイッターを利用すれば米国のどの地域で誰がどのような薬物を使っているかを素早く、かなりの確度で把握できるという。一方、従来の疫学調査では情報が得られるまでに数年かかることもある。専門家は薬物に関する内容を含むツイートを分析することで、薬物の過剰摂取の急増を予測、公衆衛生キャンペーンを実施して増加を防ぐことができるようになると期待している。こうした研究が増え始めた背景には、機械学習のアルゴリズムが以前よりも高い精度で膨大な数のツイートを調査して、オピオイドの過剰摂取による死者が増加する恐れのある地域を特定することができるようになったためだ。
オピオイド対策、新たな味方はツイッター?
米国のオピオイドによる死者数は過去20年で30万人を超えた
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