面接で勝負、
合格の秘訣は会話力!
ユナク:結局、僕は書くよりもコミュニケーションを勉強をしました。というのも、筆記の勉強していたときに、このままだと僕は落ちるかもって、危機を感じたんです。
それでどうしよう、と思ったときに、ほかのライバルをみていたら、みんな会話が弱かったんです。ほかの人が話しているのを聞いて、筆記の成績がすごくいいエリートでも、そんなに会話ができていなかった。だから、僕はそこで勝負しようと思いました。
Yumi:戦略勝ちですね。
ユナク:そうですね(笑)みんな、日本語を読めるし理解できるのに、なぜか言葉が出ないんです。
Yumi:英語の試験の点数がすごく良くても、話せない人がけっこういる、っていうのと同じかもしれないですね。
ユナク:もちろん、僕も超下手だったけど、感情をこめて話すんですよ。「私は、ほんっと~~~に日本に行きたいんです」とか。さらに、愛知大学の面接の人に質問もしました。「大学では、どういう教育をされているんですか」とか。
Yumi:それは新しい!
ユナク:面接官も「質問してくる人は君が初めてだよ」って。
Yumi:語学って、結局はコミュニケーションの道具だから、会話として実際に使えるかどうかが大事だったりしますよね。
ユナク:結果的に、筆記試験は合格ギリギリだったんですが、面接と合わせて国費留学生になれました。
(続く)
(撮影:和田佳久 文:木村香代)
年間約150本以上、動員数で言えば年間30万人以上の韓国関連イベントのMCなどを務める。歯科衛生士、裁判所の法廷通訳、北新地でバー経営という異色の経歴を持つ。関西でラジオDJ、テレビのリポーターやMCなどを経験後、韓流ブームと共に、イメケン揃いのスターのMC、通訳などを担当、女性ファンから慕われている。また語学スクール『ウリアカデミー』にて韓国語講師をつとめ、自身のトークライブ「Yumiサロン」を不定期に開催、歌やドラムなどマルチに活躍。著書に『初対面でも盛り上がる! Yumi式会話力で愛される29のルール』他 ツイッター @Yumi_nuna