◎寺社にお参りに行って、突然、気持ちのいい風が吹いてきたり、陽射しが差し込んできたり、降っていた雨がやんだりするのは、ご神仏からの歓迎のしるし

◎問題解決のアイディアが浮かんだ時に、風が窓からサッと吹き込んできたり、急に雲が晴れて太陽が出てきたりするのは、「それでOK」というメッセージ

◎亡くなった方のことを思っている時に、蝶々が飛んできて近くでヒラヒラと舞うのは、思いが届いているということ

 また、実際に会った人の言葉や偶然聞こえてきた会話、たまたま見たドラマや目に入ったポスター、あるいは、ふと聞こえてきた音楽や読んだ本の一節などを通して、ご神仏がメッセージを届けることも多々あります。

 次のように感じたら、まず間違いないと言っていいと思います。

◎ふだんは気にならないのに、なぜかその文言が記憶に残った
◎同じ言葉に何度も連続して出合った
◎その言葉に接した時、「あれ、これがメッセージかな?」と思った

 特に、同じ言葉を何度も見聞きする場合は、ご神仏があなたに一所懸命メッセージを送っている時です。これらを、偶然や気のせいで片づけてしまうこともできます。
 でも、すべて意味があって起きていることであり、私たちに向けてのメッセージだと考えていいのです。

 真言密教には、「法身説法」(「説法」は仏教の教えを説くこと)という言葉があります。

 この世のすべてのものが大日如来(法身)さまの現れなので、ありとあらゆるものが身をもって、法(仏教の教え)を説いてくれる。つまり、私たちを助けてくれるのです。

 ご神仏は世界に存在するもの全部、机も椅子もコップも、もちろん人も自然も、私たちのまわりにあるものすべてを使って、私たちに説法しているのです。

 つまり世の中は、自分に対する助言に満ちあふれているのです。