一人っ子の注意点

親が注意しておくといいのは、データ的に一人っ子は、とくに小学校低学年くらいまではいじめられっ子になる危険性が高いということです。

兄弟姉妹のいる子からすると、一人っ子はお菓子でもオモチャでも独り占めできる羨うらやましい存在です。服装とか行動でへんな目立ち方をすると、それがちょっとしたいじめの入り口になったりします。

親は一人っ子だと、兄弟姉妹がいないと寂しいだろうなと不憫な気持ちを抱いたりするかもしれませんが、意外と本人は一人っ子であることに優越感を持っていたりするものです。子ども自身も親から不憫になどおもわれたくはないはずです。ですから、親はかわいそうに思う気持ちを埋めようとして、あれこれ神経を使う必要はないとおもいます。

兄弟の代わりといってはなんですが、犬や猫といった高度なコミュニケーションができるペットが飼える環境でしたら、子どもと相談しながら飼ってみてはいかがでしょうか。ペットは子どもの情緒を育む、かけがえのない友だちにきっとなってくれるはずです。