――筆者のフレッド・バーンズ氏は米保守系週刊誌「ウィークリー・スタンダード」の創業者で編集長われわれは政治の新時代を迎えようとしている。直面する問題は以前より大きく、主流からかなり外れていて、遠い過去を思い起こさせるものだ。そして、大きな利害が掛かっている。共和党のミッチ・マコネル上院院内総務は、こうした状況を最初に認識した人物の1人だ。彼はインタビューの中で「米国のエッセンスが議論の対象になっていると感じたのは、私の政治家人生の中でこれが初めてだと言って間違いない」と語った。マコネル氏は「1930年代に議論されていた共産主義や社会主義といった事柄を、再び議論することになるとは思ってもいなかった」と指摘。こうしたイデオロギーは「大恐慌の最中には極めて魅力的な考えと受け止められる可能性があったが、その時点でほぼ信頼性を失っていた」と述べた。