デビューが決まって
どんどん仲が良くなっていった
ユナク:9月デビューと決まったのが夏だったので、デビューまで時間があまり、ありませんでした。
曲が用意されて、いきなり忙しくなって、歌の練習、振り付けとかもずっと頑張って。それでみんなと、どんどん仲良くなりましたね。本当の仲間って感じになった。
Yumi:みんなで1つの目標ができたからですよね。
ユナク:はい。それで、僕は、みんなでお酒を飲んだ時に「みんなー! こんな僕にやさしくしてくれて、ありがとう…」って、お礼をいったんです。その時はお酒も強くなかったから、もう最後は泣いちゃって。
Yumi:ずっとコンプレックスもあったから余計ですよね。本音を…。
ユナク:はい。そうしたら「リーダー、がんばってるよ…」「そうだよ、頼りにしてるよ」って、メンバーに肩をぽんぽん、ってされて、またそこで涙が…。
Yumi:青春!その話、私も泣けそうです。
ユナク:「リーダーを、みんなで盛り上げていこう」って、メンバーに言われたんです。そのときに初めて、リーダーっていうのは、引っ張っていく形でなくていいんだ、って。みんなをサポートしたり、愛されるリーダーっていう存在でもいいんだ、と実感したんだと思います。
Yumi:リーダーもいろんな形がありますからね。
ユナク:はい。僕の中で、リーダーって「引っ張っていく」イメージしかなかったから、すごく悩んでいたんですけど、あの時ふっきれました。
(続く)
(撮影:和田佳久 文:木村香代)
年間約150本以上、動員数で言えば年間30万人以上の韓国関連イベントのMCなどを務める。歯科衛生士、裁判所の法廷通訳、北新地でバー経営という異色の経歴を持つ。関西でラジオDJ、テレビのリポーターやMCなどを経験後、韓流ブームと共に、イメケン揃いのスターのMC、通訳などを担当、女性ファンから慕われている。また語学スクール『ウリアカデミー』にて韓国語講師をつとめ、自身のトークライブ「Yumiサロン」を不定期に開催、歌やドラムなどマルチに活躍。著書に『初対面でも盛り上がる! Yumi式会話力で愛される29のルール』他 ツイッター @Yumi_nuna