TWICE所属の芸能事務所の社長のように
プロデュースもやってみたい!

Yumi:メンバー全員が軍隊から帰ってきて、新しい事務所に所属して、グループ名も変わりました。この事務所の社長がユナクさんになったんですよね。やっぱりリーダーの延長線上で社長になったんですか?

ユナク:いや、最初は社長になろうとは思っていなかったんです。前の事務所が契約満了になって、最初は僕たちメンバーを受け入れてくれるような事務所があれば、そこにお世話になろうと思ってはいたんですが、結局、なかなか条件があわなくて。

それで日本で活動するために、新しい会社(SV ENT:エスブイ イーエヌティー)を設立しました。それで役回り的に僕がやる感じに…。

Yumi:社長になってから変わった? 数字とか見てるんですか?

ユナク:もちろんですよ。ファンのためにも、やるからには最高のものを見せたいので。

だって、ほかのアーティストではなくて、わざわざSUPERNOVAのライブやファンミーティングに来てくれるわけだから、できるかぎり良いものを提供したい、その気持ちはずっとあるんです。それはツアーグッズひとつ取ってもそうで、ファンが喜ぶもの、いいものを、と思っています。

もちろん、舞台や衣装には沢山お金をかけたいけど、収支も考えながら進めないといけないことです。

Yumi:まさに、社長だ!(笑)

ユナク:あと心配なのが、ファンのみなさんに「社長のユナクが、全部ひとりで決めている」と思われること。音楽のことなら、レコード会社の人と決めるし、ライブなどはイベンターだったり。僕一人だけの考えではないので。

Yumi:なるほど…。ユナクさんは、将来的に経営と、アーティストのどっちがやりたいってありますか?

ユナク:全部やりたいですね。SUPERNOVAもソロ活動も、プロデュースも。夢はプロデューサーなんです。昔から教えるのが好きで、僕が教えたことで、その人が成長するのを見るのが好きなんですよ。

Yumi:日本では、個人事務所の社長というのは別にして、芸能事務所の社長で、なおかつ現役のアーティスト、ってあんまり聞かないんですよね。

ユナク:そうですね。でも韓国にはいるんです。パク・ジニョンさんって方なんですが、彼が社長のJYPエンターテインメントっていうのが有名ですね。

彼はまだ40代で、自身も歌手ですが、敏腕プロデューサーでもあって。ピ(Rain)、ワンダーガールズ、2PM、最近で言えばTWICEなど、売れているアーチストたちが大勢JYP所属なんです。

Yumi:そういえば、パク・ジニョンさん自身も、SMAPに曲を提供したこともありましたし、社長業をしながら、プロデュース、歌手と広く活動されてますよね。

SUPERNOVAユナクさん対談【5】<br />歌手や俳優、社長業もこなす<br />韓流スターの本音とは? Yumi
年間約150本以上、動員数で言えば年間30万人以上の韓国関連イベントのMCなどを務める。歯科衛生士、裁判所の法廷通訳、北新地でバー経営という異色の経歴を持つ。関西でラジオDJ、テレビのリポーターやMCなどを経験後、韓流ブームと共に、イメケン揃いのスターのMC、通訳などを担当、女性ファンから慕われている。また語学スクール『ウリアカデミー』にて韓国語講師をつとめ、自身のトークライブ「Yumiサロン」を不定期に開催、歌やドラムなどマルチに活躍。著書に『初対面でも盛り上がる! Yumi式会話力で愛される29のルール』他 ツイッター @Yumi_nuna