2016年米大統領選でトランプ陣営の選挙対策本部長を務めたポール・マナフォート被告に関し、同被告が「刑事司法制度の根幹」を揺るがす大胆な罪を犯したとして厳罰を求める書面をロバート・モラー特別検察官のチームが連邦地裁に提出した。23日に公表された書面はマナフォート被告が納税者や銀行に加え、財務省や連邦捜査局(FBI)、米議会議員、そして米政府の行政執行機関などを欺いたと主張。これら犯罪行為に基づき、マナフォート被告に禁錮19年の刑を科すべきだと特別検察官のチームはこれまでに述べている。米コロンビア特別区とバージニア州の判事らはマナフォート被告の共謀罪や税金詐欺に関し、3月にも判断を下す予定。マナフォート被告は25日にもモラー氏側の主張に反論を示すとみられる。