デリケートな時期に基礎学習で差が開く
女の子の場合、小学校高学年になると、初潮を迎えるなどデリケートな変化が起きます。体調が優れなかったり、イライラしたりと、勉強時間が多く取れない局面も出てきます。
実際に、月経前には、右脳を刺激するテストステロンが激減し、空間認識能力が落ちて理数系の得点に悪い影響を与えるという報告もあります。
また、それまでよりもさらに大人の仲間入りをしたことで、子どもらしい素直さで周囲の意見に耳を傾けることができなくなる子もいます。だから、なおさら、まだ幼い時期に基礎学習をとことん積んで、大きな差をつけておくといいのです。
勉強の進捗度合いのチェックなども、男の子よりも細かく行ってあげたほうがいいでしょう。それは、「できていないだろうから」ではなく、本人が大人たちに共感を求めているからです。
いろいろ大変なことがある中で、子どもがどこまで理解できて、どんなことができずに苦しんでいるのか。そこに無関心な親では女の子は伸ばせません。せっかく大きな浴槽をつくっても、信頼関係の欠如でひびが入ってしまっては台無し。定期的なメンテナンスが不可欠なのです。