子どもに一番合う「暗記スタイル」を一緒に探す
基礎の習得には反復学習しかありませんが、それによる伸び率は子どもによって違います。同じように毎日2時間かけても、ぐんと伸びる子となかなか伸びない子がいます。
その差について、「持って生まれた能力の差だ」と決めつけるのは早計で、なかなか伸びない子は、トレーニングの手法が合っていないケースが多いのです。
たとえば、暗記の方法。基礎学習に欠かせない暗記の方法は1つではなく、「読む」「書く」「聞く」「見る」「話す」が考えられます。「見る」では、教科書や参考書だけでなく、スマホのアプリなども使えるでしょう。「聞く」や「話す」は、親が一緒に勉強してあげるときのいい方法です。
どれが得意かは子どもによって違い、実際にVAMOSで見ていても、書いて覚える子も、言葉に出して覚える子も、じっと文字を眺めて覚える子もいて、一概に「この方法がいい」とは言えません。これも、トライ&エラーでその子に合った方法を見つけていくのが一番です。
もちろん、どれか1つに絞る必要などありません。「書く」が好きな子であっても、その日の気分によって「読む」を増やしたり、「聞く」を混ぜたりして少しでも効率的に覚えていけばいいのです。飽きっぽい子どもや集中力が続かない子どもには、親があれこれパターンを変えてあげる工夫も必要です。
このときに大事なのは、子どもの自主性を尊重してあげること。子どもが少しでも楽しい気分で取り組めるような状況をつくってあげましょう。