最近は、ハイテク大手の支配力が当然なものとして受け入れられなくなってきた。その永続性についても同様である。そのため、現在の巨大ハイテク企業を解体するか、さもなければ規模拡大を抑制すべきだという声も強まってきた。米連邦取引委員会(FTC)は先週、反トラスト法違反がないか「ハイテク市場を精査する」ため、新たな作業部会を立ち上げると発表した。FTCは、合併が理念とは矛盾していた場合、過去の合併を解消する可能性すらある。フェイスブックはインスタグラムやメッセージアプリのワッツアップなど、グーグルはカーナビアプリのウェイズ、広告配信サービスのダブルクリック、家庭用機器メーカーのネスト・ラボなどをそれぞれ買収してきた。