2012年5月21日(月)の早朝、日本中が25年ぶりに見ることの出来る金環日食にフィーバーしていました。朝のテレビ番組でも、各地の空模様や観測熱の盛り上り振りをレポートしていました。天気に左右されましたが、太陽光グラス越しに、金環日食をご覧になった方も多いでしょう。2週間余り前のことなのに、随分昔のことのように感じちゃいますね。
ちょうど、金環日食のベイリー・ビーズを観測できたとのTVニュースがあった直後のことです。AFP時事が速報ニュースを配信しました。午前7時48分でした。
「英音楽グループの『ビージーズ』のメンバー、ロビン・ギブさんががんのため死去した」
金環日食とビージーズの主要メンバーの永眠。二つの全く異なる出来事が偶然重なったちょっと微妙な朝になりました。
ロビン・ギブは、以前から大腸と肝臓のがんを患い、闘病中でした。快方に向かっているとの情報もありましたが、62歳の訃報でした。
ビージーズは、バリー、ロビン、モーリスのギブ3兄弟のバンドです。1960年代から活動を始め、70年代には、ビルボート誌のチャート首位に9曲も送り込むヒットメーカーでした。が、ビージーズと言えば、何はともあれ、映画「サタデー・ナイト・フィーバー」です。
世界中をディスコブームに巻き込み、時代のアイコンとなった映画で、日本では1978年に公開されて大ヒットしました。
昭和50年代、日本はオイルショックで高度経済成長も終わりはしましたが、依然として右肩上がりの力強い成長を続けていた時代です。大都会のみならず地方都市でも、盛り場には多数のディスコテッィク(懐かしい響き)があって、(老)若男女が夢中で踊っていた時代でした。
と、いう訳で、今週の音盤は映画「サタデー・ナイト・フィーバー」(写真)のサウンドトラック盤です。