北海道胆振東部地震北海道胆振東部地震の影響であちこちで山肌が崩れた Photo:PIXTA

 2018年の世相を表す漢字は「災」。大阪北部地震や北海道胆振東部地震のほか、西日本の広い範囲を襲った西日本豪雨など、日本中で災害が相次いだ1年だった。

 近年は自然災害が相次いでいて、その範囲も日本各地に広がっている。では、2019年以降はどのような災害が予想されているのか。

 政府の地震調査研究推進本部(地震本部)によると、今後30年以内にマグニチュード(M)8~9クラスの巨大地震が起こる確率は、静岡県から九州沖合にかけての南海トラフ沿いが70~80%と予測されている。

地震動予測地図政府の地震本部が発表した地震動予測地図。今後30年間に震度6弱以上の揺れが予想されている(作成/地震本部) 拡大画像表示