人を動かすには「15秒で伝える」ことを心がける!
元人気DJ、さらに不動産会社でのトップ営業やベンチャー企業で取締役営業本部長を経験、そして、現在はトップ講師プロデューサーとして、延べ2万人を指導している話し方のプロが教える新刊、『相手のキャラを見きわめて15秒で伝える!』。
この著書の発売を記念して、研修などで教えているノウハウや、すぐに使えるワザをご紹介します!
営業職はもちろん、部下や上司とのコミュニケーションで悩んでいる人は必見です。
部署が変わったら、
接し方も変えないとダメ!
この連載の第1回はコチラ
会社でも新しい期が始まり、マネージャーの皆さんも担当部署が変わって、部下が変わった、もしくは新しい部下が入ってきたという方も多いのではないでしょうか?
今までは部下からの信頼も厚く、部署を去る時も惜しまれて去って、さて新しい部署では…部下から総スカン!!!
これ、実際には良くあることです。
そういう私も新しくマネージャーとして就いた部署で部下から総スカンを食らったことがあります。
それまで見ていた部下は、本書で書いているキャラでいうと、「やわらかタイプ×おもしろタイプ」の部下が多かったのです。
やわらかタイプとは、人を引っ張るのではなく、貢献欲求が強い縁の下の力持ち。そしておもしろタイプとは、クリエイティブ力が高く、独創的という人たちです。
しかし、新しい部署の部下は「ガツガツタイプ×ロジカルタイプ」でした。ガツガツタイプとは、リーダーシップが強くみんなを引っ張り、目標達成が好き。ロジカルタイプは、数字などを重視、イメージではなく理論派、という人たちです。要するに、全く正反対のタイプの部下になったのです。
その変化に気付くのが遅かった私は、今までと同じようなマネジメントをしていました。今までは、職場の仲間との和や、貢献欲求に訴えたマネジメントをしていたのですが、以前の職場であればそれが部下のキャラにも合っていました。
しかし、すぐに新しい部下からの不満が噴出!
「羽田さんの指示はあいまいで理解できません。目的も目標も明確でないし、お客様への貢献が大事だって言われても、成果を出さないと意味ないんじゃないですか?」
環境が変わり、部下が変わると、そのキャラも変わる為、マネジメントの方法もキャラに合わせて変えないと、全く合わないマネジメント手法になるのです。