相手のキャラに合わせて
マネジメントスタイルを変える

「前の部署では上手く行ったのに、なんでこの部署では部下が付いてこないんだろう…?」こんな悩みを抱えるマネージャーが多いですが、相手のキャラが違うのに、同じマネジメントスタイルを貫いていませんか?

上司は、「自分のマネジメントスタイルに合わせろ」はもう古い時代です。
部下のキャラをまずは理解して、相手にも自分のキャラを理解してもらう必要があります。
その為に、新しい部署で必ず実施してほしいのが、個人面談です。
一人15分の短い時間でも構いません。

相手のキャラを知る為、そして自分を知ってもらうために、必ず面談を行うのです。
それで、相手との距離感や、部署内での立ち位置、仕事に対する捉え方など、色んな情報が得られます。

面談をする時は、必ず、「現在→過去→未来」の順番で話をしていきます。
今やっている仕事は何か?課題は?過去はどんな業務を担ってきたのか?学生時代はどんな人だった?将来の目指す姿は?どんな仕事をしていたい?
3つの時間軸で話をすることで、相手からすると、「上司は自分のことを理解してくれた!」という気持ちになるのです。

そうなれば、上司に対して反旗を翻すようなことはしにくくなります。

「上司は私の良き理解者」と思ってもらうことで、上司、部下の信頼関係は構築され、その後のマネジメントもスムーズにいくようになるでしょう。
「忙しいから」とか、「そんな暇ないよ!」なんて言っていると、もっと面倒なことになって、余計な時間を費やすことになります。
新しい部署で、部下との関係が上手く行かないというあなたは、是非実践してみてください!

(続く)

新しい部下から総スカンに遇った! そのわけは?<br />そしてどうやって解決したのか?羽田 徹(はだ とおる)
話し方コンサルタント・トップ講師プロデューサー・株式会社web-school.tv代表取締役
大学生の頃よりラジオDJを始め、1998年に大阪人気No.1のFM802主催の新人DJオーディションに合格。その後FM愛知や文化放送でラジオオDJとして10年間活動。番組降板により挫折し不動産投資会社の営業に転職。話し方を武器にさらに営業力を磨き、2年目にトップ営業になる。2008年にはその営業力が認められ倒産寸前だったロープライス眼鏡会社の取締役営業本部長に就任し、当時64店舗から110店舗への躍進を支える。またインターネットカフェ最大手にて社外取締役を歴任。2012年、ラジオDJとしての話し方の技術、営業力、組織マネジメント力、経営経験などを生かし、組織人事コンサルタント会社のリンクアンドモチベーションにてナビゲーター(研修講師)、ファシリテーターとして活動。大手企業からベンチャーまで年間100件以上登壇、延べ2万人以上の人たちと接する。研修講師の採用や育成の責任者も兼任。新人やマネジメント研修、エグゼクティブへのスピーチ・プレゼン指導、組織活性ワークショップ、働き方改革の為のロジカルシンキング講座などを得意とする。自身の経験から「学びでこの世界を豊かにする」を理念として活動中。著書に『ビジネスマンのためのスピーチ上手になれる本』(同文舘出版)がある。社会人のための「話し方動画教室オンライン」運営。