「赤字は犯罪」です
私は、「赤字は犯罪」だと考えています。
なぜなら、会社が赤字になれば、雇用不安を引き起こすからです。
大企業の労働組合の執行委員長を務めた経験から、雇用者をひとりでも多く確保するには、「会社を『黒字』にして、事業を存続させるしかない」のです。
大事なのは、どんなに苦しいときでも「黒字」にすることです。
私の中では、「黒字にすること」と、「売上を伸ばす(粗利益額を増やす)」ことは、必ずしもイコールではありません。
私にとっては、「会社を赤字にしない(黒字にする)」ことが大切なのであって、売上や粗利益額を増やすのは二の次です。
「人を大切にする」ための経営に邁進し、その結果として中期事業計画の数字に近づいていれば、御の字です。
数字目標を掲げると、「数字を達成すること」「増収増益を目指すこと」が会社の目的になってしまいます。
私が会社経営をする目的は、
「社員を雇用し、
働くことでしか得られない喜びを提供する」
ことです。