足元のアルコール消費量の減少は、健康志向が強いミレニアル世代が要因とされることが多い。だが米国で現在、急成長を遂げているアルコール飲料の一つは、甘いアルコール入り炭酸飲料「アルコポップ」で、ターゲットは若者層だ。  こうしたトレンドに便乗しようと、ビール「ギネス」を製造する酒類大手の英ディアジオは昨年、「スミノフ・アイス・スマッシュ」を発売した。ロングセラーの低アルコール飲料「スミノフ・アイス」のアルコール度数を8%まで高めた商品だ。スマッシュの売上高は過去半年に400%増と爆発的な伸びを記録。