東京地検特捜部は4日朝、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告を特別背任の疑いで再逮捕した。NHKが報じた。東京地検は、ゴーン被告が日産の資金の一部を私的流用していた疑いがあるとしている。これについて同被告の代理人は、資金は適切に支払われており不正は一切ないと述べた。金融商品取引法違反などの罪で昨年11月に逮捕された同被告は、3月6日に保釈されていた。同被告は無実を主張している。NHKの報道によると、特捜部は4日午前6時前に同被告の都内の住居に入って任意同行を求めた後、取り調べを進め、特別背任の疑いで再逮捕した。同被告は3日に自身のツイッター・アカウントを開設し、「真実を語るための」記者会見を11日に開くと投稿したばかりだった。