これが男性になってくるとどうか。男性の交友関係は、女性と同様に属性に依拠するものなのか、はたまたそうではないのか。この辺りに加えて、どうやら「男性でも“子どもがいない人に子どもの話をしづらい”といった葛藤はあるのだろうか」といった点を興味深く思っている女性もいるらしく、ならば取材をしてまとめてみようと思い立った次第である。

 本稿を男性の読者諸氏に、願わくば女性とのささやかな雑談ネタを提供できることを期待しつつ、しかし男性の知識のひけらかしは女性にうっとうしがられる傾向もあるのでその点は十分注意されたく、使い方次第でけがをするいわばもろ刃の剣として捧げたい。女性は「本当ですかすごいですね~!」と相槌を打ちながら内心では「また始まった、はやく終わらないかな」と舌打ちし、雑談からようやく解放された後に女性同士で集まって「あの人話長いんだけど。男性の交際範囲とかどうでもいいし」と陰口に花を咲かせ、SNSにも「チューターの雑談興味持てなさ過ぎて草」と投稿し、ついでに自室に置いてあるチューターを模したぬいぐるみを2~3発殴るなどしてようやく一段落を見るものであり、これは当の女性、およびチューターにとって大変な悲劇であるからして(当然一連の流れは女性に限らず男性にも認められるので、同性への知識のひけらかしにも注意が必要である)。

 蛇足が長引いたが本論へ参りたい。長すぎる蛇足、雑談が他人の目にどのように映るかは筆者のこの姿をもって伝わったはずである。

アラサー独身男性界隈
“卒業・脱落”していく仲間の背中

 28歳で独身のAさん(男性)は結婚式に出席する機会が徐々に増えてきたのを感じている。「気楽だし、しばらくの間はまだ独身でいい」という楽観と、「そろそろ結婚に向けて本腰を入れて動き始めた方がいいのでは」という焦燥感を胸に共存させていた。現在付き合っている彼女はいないが結婚願望は強い。以前は「アラサーで結婚か」と、自分の将来像を漠然と思い描いていたが、実際にアラサーになってみて腹が決まるにはまだ程遠いことを知った。