早期退職して介護福祉士に就労すれば
最大112万円の給付も!

 今回相談をくださった53歳のMさんのお父様は介護施設に入居しており、Mさんご自身は早期退職し、介護福祉士の勉強をした後の就業を目指しておられます。そして、お父様をいずれは在宅で介護したいと考えています。

 ただ、53歳から就業できるのか、もしだめでも早期退職した場合に、現在の資産で今後生活していけるのか不安ということで相談をくださいました。

 ご相談の文面からは、できるだけお父様の介護を自分でしたい気持ちがうかがえます。介護施設の費用は、現状のままなら父の資産で100歳まで持ちこたえられると記載があることから、Mさん自身がお父様の介護費用を捻出する必要はないと考えてよいでしょう。とすれば、Mさんが早期退職をして生活していけるか否かが一番大きな問題となります。

 それでは、簡単にキャッシュフローから見ていくことにしましょう。

 Mさんが早期退職をして介護福祉士の勉強をする間は無収入になりますから、現在の貯蓄3000万円を取り崩して生活費にあてることになります。月間の支出は15万円、年間だと180万円の取り崩しです。

 そして、介護福祉士の勉強をするために、専門学校に通うとしましょう。専門学校によって就学期間、学費などはまちまちですが、平均的なところから、就学期間は2年、学費は総額230万円と仮定します。生活費(年間180万円×2)と学費(230万円)を合わせると、2年間で590万円を取り崩すことになります。

 ただし、受講開始日までに通算2年以上の勤務経験がある(雇用保険の被保険者期間)場合、専門実践教育訓練給付金制度を利用できます。Mさんの年齢を考慮すれば、同制度を利用できるはずです。