ウィリアム・バー米司法長官は18日、ロバート・モラー特別検察官のロシア疑惑捜査の報告書の公表を前に記者会見し、トランプ陣営や関係者を含め、米国人がロシアと共謀して米大統領選への干渉を試みた証拠はなかったと断定したと述べた。ドナルド・トランプ米大統領による司法妨害疑惑をめぐっては、報告書ではトランプ氏に関する10のエピソードが記載されていると指摘。バー氏とロッド・ローゼンスタイン司法副長官は、一部の法的理論に関してモラー氏と意見が対立したが、トランプ氏は罪を犯していないと結論づけるにあたり、モラー氏の法的枠組みを受け入れたと述べた。バー氏はまた、司法妨害疑惑を巡る捜査で集められた証拠では、捜査が大統領としての自身の仕事を損なっているとの考えから、トランプ氏が「不満と怒りを抱えており」、政敵や違法なリークがこれを増幅させていたことが示されていると指摘した。ホワイトハウスは捜査に全面協力したとも説明した。
モラー報告書巡り司法長官が会見、ロシアとの「結託なし」
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